第4回西洋刀①(下絵~刀身)
やっと興味深いテーマに入れて嬉しい!
剣が作れるとゲームジャンル的に助かりますね。モンハンとかPSO2とか、夢が広がる!
howto.clip-studio.comうーん、サムネから感じるドラクエでいう鋼の剣とかそんな感じ?児童小説に出てくるアーサー王とかが持っていそうな…想像と違ったとかそんなことは…
まぁ、自分が応用できると信じて上記URLより下絵をDLします。
過去回で、マテリアル(下絵やテクスチャ)は512pxが良いとのことでした。
今回の下絵は1024pxのようです。倍数はOKなんですかね、512は正直小さいと感じるので良かった。
フライパンに続き、Ver.4向けに自分なりに講座とは若干手順を変更してまとめています。
■下絵を作る
フライパンの時のように、下絵ポリゴンを作るようです。
材質パネル「mat1」をダブルクリック。
名前を任意で変更(私は下絵にしました)
シェーダを Phong⇒下絵向けな Constant に変更。
「模様」に先ほどDLした下絵を読み込みます。
コマンドパネル「基本図形」⇒平面
起動時にブランクのobj1が存在してるので
詳細設定の「新規オブジェクトとして作成」のチェックを外しておきます。
(新規で作らずobj1を編集します)
「作成」をクリックすると、材質「下絵」が反映された平明図形ができます。
※材質「下絵」が選択されている状態なので反映されているはずですが、下絵が反映されてなかったら、コマンドパネル「材質」でアイロンプリント(誤)してください。
下絵ポリゴンを立たせます。
コマンドパネル「回転」⇒X軸90度
もちろん赤い帯を引っ張って視覚的に90まで動かしてもOKです。
(Shiftキー押しながらで15度ずつ回転します)
前回のフライパンでは下絵2枚L字型にくっつけましたが、今回は1枚のようですね。
現在位置にあると、これから作る作業用ポリゴンと重なって編集しづらいので
コマンドパネル「移動」⇒Z軸を-50
奥に移動させます。
数値は任意ですが、作業ポリゴンの邪魔をしないくらいの距離があればいいと思います。
配置して下絵の準備ができたので、
オブジェクトパネル「obj1」をダブルクリック。
名前を下絵に変更し、編集禁止にチェック。下絵ポリゴン完成。
■「刃」部分を作る。
下絵と違い、半透明な材質が編集しやすいです。
材質パネル「新規」作成⇒新しくできたmat1をダブルクリック。
シェーダは「Phong」のまま
不透明度0.5
拡散光 0.5
自己照明0.4
だいぶ透け透けですね。
上記、刃用材質を選択している状態で、コマンドパネル「基本図形」⇒四面体
「新規オブジェクトとして作成」にチェックを入れ、サイズは講座を参考に
X=7、Y=134、Z=7
F2を押して真正面にします。
全体的に下へ移動して刃の位置を合わせます。
緑カーソルと、赤カーソルを動かして微調整して…
おお…刃の長さはほぼピッタリですね。講座を作成した人凄いなー
作成ボタンを押したらオブジェクトパネルに「obj1」が出来るので、ダブルクリックして「刃」と名前を変えました。
折角、刃全体のサイズになっていますが、
半分だけ編集してミラーリングでもう半分を反転して作ったほうが作業が楽ということっぽく…刃の片側半分を捨てます。
半分を削除するにあたり…
講座だと、あっさり半分選択して削除していますが上手くいかないので
まず、ビュー画面の「点」「辺」「面」を表示してるか確認。
(私は前回フライパン作成した後、点と辺を非表示にしたままでした…)
刃の中心のラインに頂点を作ります。
四面体な為、裏面まで貫通する必要があるので、コマンドパネル「ナイフ」⇒連続切断
垂直に切断するにはどうしたら?と思ったけど、黄色いガイドが出てくれました。助かる~~!
緑(Y軸)に重なるようにガイドを合わせて、クリック切断!
中央に頂点を作ります。
コマンドパネル「選択」(編集オプションパネルで「範」にしときます)
刃の上から下まで、左側の頂点を範囲選択⇒キーボード[Delete]キーで削除
オブジェクトパネル「刃」をダブルクリック
ミラーリングの設定
・左右を分離した鏡面
・適用軸「X」にチェック
OKを押すと、削除した左側半分に嘘ポリゴンが表示されました。
なんかちょっと…ポリゴンの色が薄すぎてわかりづらいので…刃のマテリアル「mat1」をダブルクリック。
不透明度を0.7、カラーもスライダー動かしてグレーみを強くしてみました。
旧バージョンとは設定値と色味が違うんですかね。講座のポリゴンはもっと色が濃い気がする。
さて右側半分の刀身を編集していきます。
コマンドパネル「ナイフ」⇒連続切断
(元は四角柱なので「連続切断」で裏面まで貫通カット)
カット。後で斜めに修正するようです。
下絵に合わせて曲面をつくりやすいよう剣先もカット。
カーブに合わせて頂点を動かすにあたり、
前回(フライパン)の面張りで使った技「右クリックマージ」の出番だそうです。
っていうか技名あったんですね。なんとなくやってたけど…
右クリックマージをやりやすくするため、「編集オプションパネル」⇒スナップを頂点に合わせておきます。
頂点が見やすいようタンブルで角度を変えます。
剣先に合わせたい突き出てる角部分を、コマンドパネル「移動」で頂点を選択。
選択した頂点を、切っ先までドラッグ移動
頂点が重なったら、(左)ドラッグしてる指を離さずに、右ドラッグ!
頂点がくっつきました!これが右クリックマージというそうです。
今後、この用語を使おうと思います。
裏面側も右クリックマージで切っ先と合体させます。
だいぶ厚みがありますが、剣先っぽくなりました。
F2で正面にもどり、コマンドパネル「移動」で頂点を範囲選択
範囲で囲むと貫通して頂点が選択されます。
選択部分にハンドルがでるので、赤矢印ハンドルを動かして、真横に移動。下絵に合わせます。
同様に剣の根元まで、赤ハンドルを移動させて下絵に合わせていきます。
ついでに、刀身の長さが足りなかったので、上面を範囲選択
緑のカーソルを上に引っ張って長さを伸ばしました。
先ほど真横にカットした刃先を固定してる部分?(名称がわかりません)を…
緑のカーソルを下におろして下絵に合わせます。
よし、表も裏も下絵通り
次、側面から厚みを調整します。
F3を押して側面表示にします。
Y軸が中心にないですね…
オブジェクトパネル「刃」をAltキー押しながらクリック。全選択します。
点、辺が緑色にならなかったら、一度選択解除をしてやり直してみてください。
位置ズレが気持ち悪いので
コマンドパネル「移動」⇒青カーソル(Z軸)を動かして、Y軸が中心にくるようになんとなく動かし
コマンドパネル「拡大」⇒青ハンドルを動かして厚みを調整します。
剣っぽく、厚みを減らします。こんなものかな?細すぎでしょうか?まぁいいや!
剣の柄を作る際、必要があれば厚みを調整します。
刃部分を鋭くします。
コマンドパネル「選択」
剣先の奥行き(厚み)を0にします。
表・裏の頂点を範囲選択
上部メニュー「選択部処理」⇒選択頂点をくっつける
表裏の頂点と頂点の真ん中でくっつきました。
同様に剣先のカーブに合わせてナイフをいれた部分を頂点をくっつけて鋭角に。
剣先だけでいいのかな?
西洋の剣は刀と違って「斬るのではなく叩くもの」って何かで読んだことがあるんで上のほうは板っぽい厚みが残ってもいいのかも??
とりあえず、剣先がダイコンみたいなので格好良くしますかね。
F3で側面にします。
コマンドパネル「拡大」を選んで、横一列に範囲選択
中心にハンドルが出るので、青ハンドルを弄って切っ先を鋭くします。
角度を変えて、おかしくないかチェックしつつ調整しつつ鋭利な刃物っぽくします。
次は刃の根元に段差を作ります。
コマンドパネル「押出し」⇒(通常)で両面を選択します。
まず、表をクリック。選択部分が黄色くなりました。
角度を変えてShftキーをおしつつ裏面もクリック
少し分かりづらいですが、表面・裏面の辺が緑色に選択されてると思います。
ドラッグして押出し。表裏が均等に押出されました。
押出しすぎたかな・・・?まぁいいか…
さて、押出しも鏡面モデリングにおいて不要な面が出来てしまいます。
鏡面・押出し時の確認。
ビュー画面上部の簡易表示を押します。
鏡面部分の左半身が一時非表示になりました。
タンブルで回転させると、断面(押出した部分の剣の内側)にも面が張られています。
この面は、刀身の内部で隠れる面なので不要です。
クリックして面を選択肢、delキーで削除します。
不要な部分が消えてスッキリしたら、ビュー上部メニューの「簡」を押して元に戻します。
あまりスマートな剣には見えません。
F2を押して正面にします。
コマンドパネル「拡大」ツールで厚みを調整します。
分厚くなった側面部分を選択して、
タンブルで角度を変えて見やすい位置にし、青ハンドルで側面をしぼります。
外側に向かって傾斜がつくことで刀身に切れ味が増した気がする!
この部分で斬ることないけど!剣の軽量化は大事ですよね!w
では今回はここまで。
オブジェクト「刃」をロックして、ファイルを保存しておきます。
また来週(予定)~~。